2012年01月

情事を待つ

幻の竿を女陰に食い締めながら またの情事を待つ妻女

 通常の都々逸は七七七五ですが、先頭に五をつけた五七七七五を「五字冠り」と呼びます。この歌はその形です。

 前回の逢引で味わいつくした男根の感触を膣で思い出しつつ、次に逢えるまでの日々を健気に過ごす人妻。

 夫との営みと、恋人とのまぐわいはまるで別物。婚外恋愛に身をやつす人妻は、やはり寂しいのだと思います。

酷い人

主が夜明けに放った精を 拭かず来いとは酷い人

 嫉妬も快楽の種にしてしまうというか、相手を辱めることで自分の愛を表現するというのは危うい愛情表現ですが、それを悦ぶ女性が存在するのも事実です。

 その意味では、自分だけのものにするのは元より無理な婚外恋愛。いっそ、愛しい人を共有しているという異常な状況まで楽しんでしまおうということでしょうか。

 しかし、独占を望むのが恋です。恋愛としては、大いに自己矛盾を含んだ形だといえます。

恋の綱引き

恋の綱引き 負けるが勝ちと思えさえすりゃ楽になる

 恋は勝ち負けではないですが、婚外恋愛は常に苦しさが付きまとうものですから、それに耐えてゆくには相応の便法が必要とされます。

 好きになったら負けだという考えもあるでしょうが、時には好きだという気持ちに素直に身を委ねるのも、自分を偽る苦しさに比べればましな場合もあります。

 婚外恋愛における歓びと苦しみのバランスは、通常の恋愛よりもかなり苦しみ側で釣り合うということは、一線を越える前に覚悟しておくべきでしょう。