別れ

三度抱いたら

三度抱いたら味にも飽きる 捨てて悔いなし人の妻

 不倫そのもののときめきは、長続きはしないものです。セックスそのものに対するドキドキワクワクは、ほんのひと時のこと。相手が変わっても、そう長続きはしません。

 よほどセックスの相性がよければ、長く続く場合もあるでしょうが、体だけの関係であるなら、他でも代用できるのが男女の間柄というもの。

 お互いを真剣に愛しているなら、話はまた別でしょう。しかし、そういう関係の不倫は、本当に苦しいものです。だって、愛する相手は他の人のものなのですから。

愁嘆場

大人同士の別れの筈が 愚痴と未練の愁嘆場

 愁嘆場とは、goo国語辞典によれば「芝居で、登場人物が嘆き悲しむ所作のある場面。転じて、実生活上の悲劇的な局面にもいう」とあります。

 恋愛に美しい別れなどないというのも、蓋し真実でしょう。稀にお互いが納得し、それぞれの将来のために前向きに別れるということがあるかもしれませんが、多くの婚外恋愛ではまずありません。

 過去に遡って相手を責めたり詰ったり、相手を引き止めるために脅迫まがいの言動に及んだり。そういう醜態は、出来るだけ控えたいものですね。

金の切れ目

ほだしほだされ往く恋路さえ 金の切れ目が別れ時

 婚外恋愛は、とても脆い基盤の上に成り立っているものです。結婚という制度の恩恵に与れないだけでなく、それによって迫害を受ける立場にあるのですから。

 逢引の時間を作る余裕もですが、金銭的に十分な余力がなくなれば、ムードを高めることもですが、安全な形で逢うこともままならなくなります。

 恋ですからほだされることはあっていいけれど、ライフラインを失った時は、潔く別れるべきかもしれません。